Choi Seung-yoon 崔乘潤(チェスンユン) 展 -スタートの断面-

‘23年3月10日(金)― 3月28日(火)
11:30〜18:30日祭休廊(最終日17:00迄)

 

 

Choi Seung-yoonさんは現在韓国で注目度の高い抽象画家である。長らくブルーが基調であったが、今回はかなり多色使いで刷毛のテクニックにも新たな試みがなされている。常には100号を制作基準としているが、作品輸送の問題で、50号2点を機内持ち込み、他小品はEMS輸送、という方法でおおよそ20点余の展示になります。

作家コメント

スタートの断面
友達の子供たちの成長の速さには驚かされます。 すでに母親より背が高い子もいます。 小さな赤ちゃんは今ではすべて成長し、小学校や中学校に通うのに十分な年齢になっています。 いつか大人になり、結婚し、子供をもうけます。 もちろん、私はかつて彼らでした。 私の両親は、息子がお金を稼いで小遣いをくれる日が来るとは思っていなかったでしょう。 とはいえ、孫がいなくなるとは思ってもいなかったのではないでしょうか。 とにかく、40年この地球で過ごして気づいたことは、 この世界のすべてはサイクルに従っています。 若者が年を取り、保護すべき存在だった子供が大人になり、親を養い、子供を産む。 この単純な真実を学ぶのに40年かかりました。 私が子供の頃に座っていた大人からの講義はすべて、今ようやく意味を成し始めています. 私は彼らになりました。 私たちは時代の終わりに近づいていると考えるかもしれませんが、 しかし、私たちは数百万年後の初期の人間と見なすことができます。 将来の人間は、私たちとアウストラロピテクスの間に大きな違いは見られないかもしれません。 同じく、 ビッグバンからかなりの時間が経過したと思うかもしれませんが、 しかし、それが始まったばかりの場合はどうなりますか? 未来の人類の視点から、 私たちはまだ最初の特異点と見なされるかもしれません。 生命の誕生と死は常に共存しています。 これまでも、そしてこれからもそうするでしょう。 この果てしない循環の中で 終わりだと思うのは 常に新しい始まりが続きます。 時の流れが止まって 断面にいるなら 私たちは最初か最後にいるのでしょうか。

プロフィール
1984 ソウル生まれ
ソウル科学技術大学、美術卒業
個展、グループ展、フエアー参加多数
作品購入
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